歩いて10分くらい。
近所に、雰囲気のいい昔ながらの喫茶店があって、
たまにそこで東大生っぽい子が分厚い専門書開いて、コーヒー飲んでたり、
初々しいカップルが結構まじめな議論してたりする。
このあいだ、東大の本郷キャンパスで
fake futureという楽しそうな展示をやってたので行ってきました。
ちょうど紅葉一歩手前、くらいのいちょう並木で、
キャンパス内は近所の子供たちが遊んでたり、ご老人が写生したりしてました。
fake futureは、(以下引用)
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http://www.iiiexhibition.com/
東京大学大学院情報学環・学際情報学府の授業の一環、
学生主体でやってるメディアアートの展覧会。
普段の研究で培った技術や思索を、作品として形にすることで、より多くの方に最先端の研究に触れ、親しみをもっていただくことを目的としています。
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ということで。
最先端の研究に親しんでみるかと。
以下、僕が個人的に「おおー」と思ったもの。
・透眼(とうがん)
とあるプロセスを踏むと、目の前にカメラが無いのに、自分の顔を撮影されている。
わかりやすく「えっ!?これどういう仕組み?」っていう。
画像引用:http://www.iiiexhibition.com/ |
わかりやすく驚きがある、からくりが知りたくなる。
「研究や技術への興味の入り口」があるなあ、と。
・READY TO CRAWL
3Dプリンターで作った、クマムシやトカゲ。しかも「本来の」動き方を真似て、ちゃんと歩く。
うちの嫁がなぜかクマムシに異様な興味を示していた。
ただあの、「卵の状態で作成してそこから削り出してる」って工程が
個人的にぐっとこさせる大事なポイントなのに
そこがあまり展示スペースで表現されてなかったのが残念だった。
・ゆらゆら立体灯
画像に、とある細工を「1つ施す」と、静止画のはずなのに動いて見える。
プロジェクションマッピングもの。
これは、展示が凄く良くて、
「なんで動いてるかというと、こういう仕掛けですよー」ってのが
30秒くらい眺めれば誰でもわかるようになっていて、
個人的に好きだった。
天国への階段、はメンテ中か何かで見られなかったのだけど
その他は、ほぼ全部見た。
面白かった。
また次の展示があったらぜひ行きたい。
東大って「赤門どーーーーん!」って感じなので
頭がよくない人が門をくぐったら、見えないバリアで跳ね返されそうな雰囲気があるじゃないですか
(※ありません)
でもちょくちょく面白いことやってるし、今後も色々やってくみたいなので
気になった人は↓
https://www.facebook.com/iiiexhibition/
https://twitter.com/iiiEx
で。
凄く面白かったからこそ、ここ改善されたらもっといいなーと思ったこと。
・展示をやってるよー!って案内が、校舎に入るまでほぼ皆無。
工学部2号館って、結構奥まった場所にあって、入口に近い辺りは、土日だったのでいろーんな人たちがたくさんいたのですよ。
子供も大人も。
絶対、あの展示見て興奮して技術とかに興味もつ人いると思うの。
人員とか、学生主導でやってるから仕方ない部分あるだろうけど、
ほんと数10メートル先にたくさん人がいたので、
「ここでこういうこといまやってますー」って告知しても良かったのでは。
(※ネットは結構駆使してたので”あえてそうした”のかも)
・メディアアート側に比重が置かれすぎちゃってる展示がいくつか。
普段は、工学部の方たちなんでメディアアートをやりたい人、では無い気もしてて、中には展示をみて、横にある説明をみて「ふーん」で終わっちゃうものもあった。
(メディアアート展の”あるある”だと思う)
一方、前述のゆらゆら立体灯みたく、シンプルに綺麗にまとまってるものもあって、
なんだか、展示のクオリティがバラバラ。
わかりやすく届けることがメディアアートの目的、ではないとわかっていても、
なんか、もやっとした。