2014/10/07

点と点を結んだらわけのわからない認識になった話。

画像引用:http://www.frontier.co.id/steve-jobs-connecting-the-dots.html

Connecting the dots.
ジョブズが生前ハーバード大の卒業式で行ったあの有名なスピーチにも出てくる有名な言葉で
(※stay hungry,stay foolish.のアレ)

僕自身も、今まで歩んで来た人生でこの大事さやあらゆる事に対するアンテナの張り方として肝に命じているのですが。


この間、点と点を脳内で変な結びつけ方をして一瞬おかしな事になりました。


■1つ目の点
先週、夜オフィスから家に帰ってる途中、
地元の駅を降りて歩いてると、僕が降りた地下鉄の出口とは別の出口のそばに
インド・パキスタン料理の店をオープンさせる準備中なのを発見しました。

あんな所、工事中だったっけな?なんで昨日まで気がつかなかったんだろう?と思いつつ、店内を見ると恐らく従業員の方なのか何か設計図のようなものをテーブルに広げて3人のインド人(?)の方が談笑しているのが見えました。

その瞬間「ああ、近々オープンだから何か打合せをしているのかな」と想い、
店構えがかなり本格的なインド料理を出しそうな雰囲気があったので
オープンいつなのかな、嫁と一緒に食べにこようかな、とか考えていました。

■2つ目の点
この新しくインド料理屋が出来た場所の、通りを挟んだ丁度真向かいには
東横インというビジネスホテルがあります。

都心から比較的近く、東京ドームまで歩いて3分で着くこのホテルは
1階がロビー兼食堂のようになっていて、横を通り過ぎる時に宿泊客がごはんを食べたり、談笑したりする姿が見えます。

上記のような立地なので、いつも宿泊してる人達は
・いかにも出張、という感じのサラリーマン
・東京ドームで有名なアーティストがライブをやる前後は、一見してそのアーティストのファンだとわかる風貌の若い人達
・夏休み等は、東京観光っぽい若い人、おばちゃん、地方から観戦に来た巨人ファン
だいたいこんな感じ。

しかし、その日はそのロビーに
こんな団体見るのってはじめてじゃ?と一瞬で思うような
いかにもインド〜中東っぽい顔つきをした5人組がいて、ロビーで談笑してたんです。

■2つの点を、間違って結ぶ
上記の光景を連続して目撃した僕は、その瞬間脳内で
「ビジネスホテルのロビーで談笑してるあの5人は、あの向かいにある新規オープンのインド料理屋の関係者だ」
「新店オープンの準備を手伝いに来て、一段落したからロビーでくつろいでるんだ」
と認識しました。

しかし、そのままホテルと料理やのところを通り過ぎて3分後くらい。
ふと気がつきます。
「いや、偶然だろ」
「俺、別にあのロビーでくつろいでた5人があの店準備してる様子見てないし」

要は「2つの真新しい出来事」が起きて、そこに「インド人」という共通項があったため
 ・今まで無かった場所にインド料理屋
 ・いつもは居ないはずのインド人がホテルのロビーに
を勝手に脳内で「あの2つは因果関係がある」と結びつけたのです。

■本当に、その2つを結ぶのは間違いなのか?
この話を、家に帰って嫁に話して
「まあこんな話どうでもいいんだけどねえ、インド料理屋がオープンしたら土日にでも食べにいこうよ」とか話して、そろそろ寝るかー

とベッドに入って寝る寸前。
また別の考えが脳内に浮かびました。

「いや、逆にアカの他人っていう証拠も無いじゃん」
「本当にあの2組は知人で、オープン間近の知り合いの店を観に来た・手伝いに来たのかもしれないじゃん」


正直、真相はどっちでもいいっていうか
この話を書こうと思ったのは

「人の瞬間的な連想や認識能力には色々と偏りが出るな」と。

よくある問題の
・AとBは足すと110
・AとBの差は100
・さて、AとBはそれぞれいくつ?

って問題にそこそこ頭のいい大学生が「Aが100でBが10!!!」て答えちゃうって話に似てるよなーっていう。


※答えはAが105、Bが5