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2014/04/20
何をアップデートしたいのか 〜最近、採用面接でたまに話してる事〜
今年の初めくらいから、いまの職場の中途採用の一次面談を担当するようになった。
僕らの組織はベンチャーで人員拡大期にあるので、採用したいポストが明確に定まっているわけでもない。
そうなると、こういうスキルがあれば、こういう経験があれば、という明確なポイントでふるいに掛けるのが難しいなーと思う。
面接を受ける側の人も、僕らがやってる事業が一般的にわかりやすいものではないので
将来的に会社が目指している方向性とかを凄く質問される。
(※わかりやすい事業ってのは、ソーシャルゲームやってますとか広告代理店ですとか、人材サービスやってます、とかそういう類い)
で、面接してる人の何人かに1人は”おお、この人凄いいいな!他所に決まる前にうちで欲しい!”と思える人がいて、その一方で30分くらい話しても”何となくいいな、ポテンシャルあるんだろうな”と思いつつ、何かイマイチ決定打がなくて”この人と一緒に働きたい”と言う半歩手前くらいの人がいる。
最近、そういう人達に面接の中で”会社の方向性”や”最終的なビジョン”を聞かれた時に話してる事がある。
その話をしたときの、相手のリアクションで最終的に”この人どうしようかなー”と思ってる人を最終判断している事に気がついた。
その内容がこれ↓
(※会社が最終的に目指してるものは?とか、個人的にここで働いてて楽しいことはなんですか?とか聞かれた時)
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会社全体がどういうビジョンなのか、はうちの社長から聞いて下さい(笑
なので、あくまで僕がどこにモチベーションの源泉を持って働いてるかの話なんですけど。
すいませんね、面接なのにちょっと私的な話させてください(笑
14世紀に、ヨーロッパでルネサンスっていう運動が興ったじゃないですか。
文化とか芸術とかの活動が盛んになったんですけど
同じ時に、グーテンベルクが活版印刷の技術を生み出したんですよね
すると、それまで何かを学びたいときはいわゆる口頭伝承か、
本当に特権階級しか通えないサロンで教えを乞うしか無かったのに
活版印刷の技術で、いわゆる”知”とか次の知を生み出すための参考文献が世界中に流通することになったんですよ
世界中で、何かを学んでその道に進むってことのハードルが一気に下がったし、
そもそも何かの分野に興味を持つというきっかけを得る可能性が飛躍的に上がった。
で、その流れの中でイタリアのボローニャに歴史上はじめて「大学」が生まれた。
イノベーションが起こるスピードが変わって人類が発展した。スピードというかルールが変わったんですよね。
大学だけじゃなくて事業法人が生まれ、印刷技術によって”メディア”が生まれて、、、、、
世界史で学ぶと、ルネッサンスってのは中世から近代に移行するきっかけの位置にいる。
。
いま、ちょっと色んな本を読んだりニュースを目にすれば
もうその”近代”っていうシステムも色々と限界というかほころびみたいなものが出てきていて、継ぎはぎでどうにかしても結構きついんだろうなって。
てことは、パソコンのOSでいったらメジャーアップデートの時期なんです。600年ぶりの。
その時代に、自分が何をするのか。
僕は大学すら出ていない、何の研究分野にもコミットしてないし、知見がない。
でも、IT業界に10年いるという経験だけはあるんです。
イノベーションプロセスに今後、どんなに民主化が進んでも先鞭をつけるのはやっぱり一番先頭を走る”知”の力を持つ人、”知”の力や可能性を信じている人達だと思っていて、彼らは地球がアップデートする上でキーマンじゃないですか。
もっというと、いま3歳くらいの男の子が30年後に何かの分野で世界をリードするわけじゃないですか
僕らがやっているサービスは、ITの技術を駆使して、知を得る仕組み、知を活用したり可能性を最大化するため、そのものを事業として全世界のルールを刷新する為に本気で取り組んでるんです。
日本で、そんな事を本気で考えながら毎日過ごせる場所って、
大げさにいえば今のところ、僕にとっては”この場所”なんです。
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、、、、っていう話をばーっとまくしたてて3分くらいでしてます。
いきなり何の話してるんだろう、ってついてこれずに「はぁ…」みたいなリアクションする人と
聞いてる途中から見る見るうちに「!!!」って表情になって、楽しくこの事について話せる人と
反応は様々です。
楽しい人といっぱい会って、楽しい事いっぱい引き起こして行きたいなーと思うのです。
※このエントリーは、先日久しぶりにあってご飯を食べた際に
僕らのやってる事について触れてくれたアトモスデザインの児玉さんのブログエントリーに対しての、僕なりのアンサーとして記述しました。
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