2015/04/27

恵比寿で謎のメンツで食事会をした話&それを通じて感じたこと


先週、恵比寿で飲み会というか食事会みたいなことをしました。

元々、今年の初めに日本科学未来館に伺った時そこで働いている科学コミュニケーターの方とか、
ちょうどNHK NEXTWORLDの展示をしていてNHKエンタープライズの方とかと知り合ったのに、その後「またお食事でもいきましょうー」と言って数ヶ月経っちゃってたんです。


そういや他にもそろそろご飯食べながら互いの近況話したい人いるなあ
っていうか、この人達同士繋がったら面白そうだなあ


、、、、、あ。それいいじゃん。いっぺんに集まったら楽しそうじゃん。よし、食事会開こう。というのが発端。



当日は、WIREDでライターしたり多岐にわたって活動してる江口さんや、前職で一緒だった児玉さん、NHKエンタープライズでプロジェクションマッピングとかやってて美大卒だけど人工知能に興味がある子とか、科学未来館でサイエンスコミュニケーターやってるけど以前はアフリカで教師やってましたとか、合計8人くらい、そういう謎のメンツで集まりました。

ほんとはあと倍くらいの人を呼ぼうかなとか思ってリストアップしてたけど、そんな大人数じゃ仕切りきれないなーと思ったので8人で止めた。


人選に明確なルールは決めたなかったんだけど、
未来を見据えた話が好きそうで、ただ好きなだけじゃなくて何かしらの意見を持ってそうで、個々の体験やバックボーンを元に知らない人が聞いたら興味深いなって思える話をしそうで、自分自身が仕事などを通じてそれらに関わっていそう(評論家は不要)、なメンバー



言い出しっぺのくせして遅刻して一番最後に到着するというダメっぷりを発揮しましたが
会自体はすごく盛り上がったのでよかったかな、とか思ってる。

ていうかまたちょっと違うメンバーでやりたいなって。


どんな話したか、手元のメモを手がかりに箇条書き

・放送業界におけるドローンを利用した撮影秘話というか、苦労話

・24歳の子は「PHS」が何なのかわからなかったという事実にその場のおっさんたちが膝から崩れ落ちる

・NHK交響楽団がプロジェクションマッピングとコラボレーションした話

・紅白歌合戦で、最近先端技術を導入した演目があるけど、それに対する出場者(歌手)側の反応

・AppleWatchって「直接自分の体がネット回線に接続されている」感覚になること、がスマートフォンと決定的に違う点
 それを支持するのか気持ち悪く感じで拒否するかは、装着して自分のアカウントを接続してみないとわからない

・アフリカにある小国「マラウイ」について
内陸国で、交易がなく、基本的に贈与の姿勢が強い。区分けでいうと「最貧国」だけどわりと気候がよく自分の畑でみんな自給自足できる
競争原理が働いてないので、フライドポテトの店が流行ると「お前もやれよ儲かるぞ」と隣にもポテト、そのとなりにもポテトの店、、、が立ち並ぶ。

・シンギュラリティ、AIの発達の先に見えてきそうな話として、人類はかなりアーミッシュになっていくんじゃないか
 ル=グィン著の「オールウェイズカミングホーム」のような世界。技術は人と関係なく無限に進化と発展を続け人は自然に帰るっぽい感じ。よく発達した技術が人類を抹殺するとかいう予測もあるけど、人類と蟻って共存してるし別にお互い滅亡させようとしてないよね。それと近い関係なんじゃないのという話。

・そういえば、蟻って公園とか町中で見る地上を歩いてる奴は全部よぼよぼのおじいさんなんだってね、老人が夜中に徘徊してる感じなのかね

・地球の模型に頑張ってデータ解析してリアルタイムの状況を写しだしても実は面白みに欠けるよね。
 視点を変えたり、時間の流れを変えたり、ランドマークを浮き立たせたり、デフォルメするだけでぐっと興味が湧きやすくなって、それは転じて「興味をもって学べるか」に繋がるよね

・◯◯さんのMacBookのレビュー文章ヤバいよね、文学の香りするよね。開始3行で「アティテュード」言うてるでおい

とかそんな感じの話を。詳細書いちゃうとネタばらしになるんでこれくらいで。
他にも色々話してた気がするけどメモってないや。



わりと目論見通り、みんな「ああそういう話題にはあんまり興味がないんだ」みたいな良くない意味での取捨選択してないし、児玉さんがわりとどんな話でも古典とか過去の研究とかを引用して話題に肉付けしてくれるし、個人的にはやってよかったなと思う。

翌日、参加してくれた人から「すごく自分の視野が広がる話が多かったし新しい繋がりもできて、呼んでくれてありがとう」と言われたのも嬉しかった。



最近、薄々わかっていたのだけれども、僕の周りには面白い人が多い。

というか、僕の仮説が間違っていなければ、
・世の中に面白いことをやろうとしてる人が増えてる(&諸々のツールで可視化されやすくなってる)
・僕自身がそういう「この人は面白い!」というのを検知するセンシング能力みたいなものをもってる。「一見面白そうだけど違う」人と「普通そうに見えて実はヤバい」人を嗅ぎ分けてる気がする



んで、オンラインツールで可視化されやすくなったからこそ、デジタル信号に転換しづらい「エモさ」とか「嗅覚」とか「独特の角度」みたいなもんが日に日に大事になってる気がしてる。論理的すぎて理路整然としていると「置き換え」も簡単にできちゃうんだろうなって。


僕自身は、どっぷりアカデミア出身ではないとか、一流大学~大企業コースじゃないとか、エンジニアじゃないから自分が純然たる作り手ではないとか、なんかよくも悪くも「無所属」な感じも、ああこれは弱点ではなくむしろ僕しかできない諸々のことがあるんじゃないの?って最近思ってる。


Connecting the dots大事だよね、自分の経験を重ねていこうぜ繋げていこうぜ的な話はまあ当然として、僕はなんかもっと全部繋げたいというか、地球上ぜんぶ1個の生命体として定義して、それをConnectしたいんだよな。

別に僕がなにかアクションを起こさなくてもconnectするんだけど、もっとこう「僕から見えてる凄いもの」と「それと繋がったら一番やばそうな化学反応」の確率を上げたい。脳内ではこれを「接続性、、、接続性、、、」っていいながら捉えている。呼んだ人たちも1to1で「こことここ」って考えてないけど「この辺りの領域と、たぶんこの人がもつソーシャルグラフはなんかやばい」とか思って人選してた。というかいま書きながら思い出した。



たぶんいつになるかわからないけどこういう会みたいなのを第二回、第三回とやってくつもりなんで、その時はみなさまよろしくおねがいします。

あと、僕お酒飲めないですけど「面白そうな場」に誘われたらフットワーク軽くいくんで、呼んで下さい。手ぶらじゃいきませんよ。わりと幅広く「なにかしら面白い話」しろと言われたらしますから。

2015/04/09

「作業中のBGMに奇数拍子の曲聴くと、捗るよね」が全然伝わらない問題

 これ周りに言ってもなぜかだーれも同意してくれないので、ブログに書いた。
なるべくこのエントリーが拡散されて、「あ、わかるわかる」と言ってくれる人がいてくれるといいな。


◯一般的に作業が捗る系の曲っていうと「4つ打ち」「疾走感のあるロック」とか


※選曲は適当です。


わかる、リズムに乗りやすいとかわかるけど、個人的にこういうのは
「(好きな曲なら)気分良く作業に没頭できる、でも別に捗っていない」感じ。



◯僕が作業捗る奇数拍子の曲、一例





上の曲、「ちょっと生理的に受け付けない、聞いてらんない」とかそういう感じじゃない人は、試しに作業しながら聞いて欲しいです。




、、、どうでしょうか。
(周囲に聞かすとこの時点で「???」というリアクション)





◯別に作業中ずーっと奇数拍子の曲を聴いてるわけではないのよ。







パッと思いつく限り仕事中に最近聞いてそうな曲をあげた。
どれも気分良く作業出来るし、PE'ZはBGMも速めだから作業が捗る気もするけど、実はそうでもない。


◯奇数拍子の曲がなんで(俺は)作業が捗るか、を考えてみると
 ・脳内で無意識に思っているタイミングより、一拍早く(もしくは遅く)小節が進むので、程よい緊張感がある
・これは7拍子の曲限定かもしれないけど、1拍早く次の小節に移行するので、自然にじんわり急かされている
・テンポの速い遅いはあまり関係なく、細かいノート(音符)が鳴っているかどうかが大事


以上です。



これ、なんか心理学的なアプローチとかでちゃんと説明できないのかな。
俺の気のせいなんかな。



2015/04/06

TECHNIUM(テクニウム)を読んで --元気なじいちゃんの話に半年間付き合った、 という話--



 このエントリーは、みすず書房から出版されているケヴィン・ケリー著「テクニウム」の書評。のつもりで書き始めたのですが、

なんか、読んでるうちに中盤あたりから「なんだろうこの感覚。昔ヒッピーだったおじいちゃんがずーっと”わしの考えではな…”って語りかけてくるのをうんうん聞いてあげてる感じ。。。」と思ったのでそのままの気持ちで書きます。

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著者ケヴィン・ケリー
 ケヴィン・ケリーと言えばWIREDの創刊編集長、ホールアースカタログの出版編集をした人、元々ヒッピー。

 そういや、去年WIREDカンファレンスで来日した時の様子をブログに書いたな。
WIRED CONFERENCE 2014 #wiredcon に参加した時に取ったメモをそのまま投稿してみる )

 テクニウムは、確か去年の9月くらいに買って

「400ページかー、分厚いなー。1ヶ月くらい掛けて読むか」

と思っていたら、内容が濃くて中々読み進まないのと、10月にwiredカンファレンスが開催されて1日中ケヴィン・ケリーの話聞いてたらお腹がいっぱいになり、しばらく読むのを中断してなんだかんだで読了まで半年掛かった、という感じ。


「あ、こいつ話し始めたら止まらないタイプのじじいだ」
 ちょうど半分、第8章あたりを過ぎたところで気づいた。
ケヴィン・ケリーって今年63歳らしいんだけど、なんていうか「話し出したら止まらないタイプ」なのが文章から伝わってくる。
放っておいたら技術の話してるのに神とか美とかそういう話し始めて、本人はどんどん調子に乗ってくる感じ。

 「あ、うん。あのね、おじいちゃん。僕そろそろ電車降りなきゃいけないからまたあとでね、後で話の続ききくからさ」みたいな感じで、読んでは中断、読んでは中断で。

 読み終わったあと、気がついたら何箇所かに付箋を貼っていた。
たぶんこの付箋は「お!?じじい、いまちょっと気になること言ったな?」のリストだと思う。

以下はその付箋が貼られていた箇所から抜粋
何ページ目に書かれていたとか、どういう順番だったかは伏せます。

既にテクニウムを読んだ人は「あーそういえば、じいさんそんな話してたねえ」と思って下さい。
まだ読んでない人は、どういう話をするじいさんなのかを読み取って下さい。


哲学者のダニエル・デネットは優雅にも、「知性のデザインの歴史上、言語の発明に勝る飛躍と重要さをもたらしたものはない。ホモサピエンスがこの発明の受益者となった時、それまでの地上の他の種をはるかに超える彼方に飛び出すための発射台に立ったのだ」と持ち上げる。言語の発明は人類にとって最初の特異点(シンギュラリティ)だったのだ。


テクニウムはハードウェアや端末を生み出すものと考えられてるが、むしろ最も無形で非物質的な過程であり、その可能性はまだ解き放たれていない。


・・・次に最も大切なことは、科学は集団行動であり、知識を共有することで現れる知性は、100万人の知性の総和よりも優れているということだ。孤高の科学の天才というのは神話に過ぎない。


生命が必然的なら、魚も必然的だ。魚が必然的なら、知性はどうだろう。知性が必然的ならインターネットは?サイモン・コンウェイ・モリスは「数十億年前に不可能だったものが、より必然的になりつつある」と推測する。

ホモサピエンスは、ある傾向であり実体ではない。


この表を読めば、アイデアは抽象的な形で始まり時間が経つとより具体的になっていくことがわかる。普遍的なアイデアが具体化していくと、必然性が薄れ、条件付けが厳しくなり、人間の意志に近くなる。


・・・つまり、有史前でも後でも、違った場所に起源を持つテクノロジーは同じ進路で収束していく、と結論づけることができる。文化的環境、政治的体制、自然資源の条件が違っても、テクニウムは普遍的な経路をたどる。テクノロジーがたどる道の輪郭は巨視的には、あらかじめ決められている。


1953年にはそうした未来的な旅行のためのテクノロジーは、何も存在してなかったことを思い出しておこう。誰もそんな高速で飛んで生還できるのかわからなかった。最も楽観的な筋金入りの妄想家でも、月着陸はいわゆる象徴でもあった「2000年」より早く実現するとは予想していなかった。それより早く実現できると彼らに囁いていたのは、紙に描かれた曲線だけだった。

私も同様に、テクニウムは「テクノロジーの必要性」に導かれているということを論んじている。これは、巨大複雑系としてのテクノロジーのシステムの性質に焼き込まれており、テクノロジーはより多くのテクノロジーを生み、システムは自己保存するのであって、本来的にテクニウムを人間の欲望の外のある方向に導く。カジンスキーは「現代のテクノロジーは、各部分が相互依存する統一されたシステムだ。テクノロジーの”悪い”部分だけを外して”良い”部分だけを確保することはできない」と書いている。

彼らのモットーは「まず試して、必要なら後で止めればいい」ということだ。我々は試すのは得意だが、止めるのが苦手だ。アーミッシュの方式を満たすには、集団で止めることに上達しなくてはならないが、それは多元的な社会では難しい。

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※引用ここまで。

400ページ分喋ってるのに最後の最後にトップギアに入れてくるじいさん

 ちょうど「あと50ページくらいで読み終わるなー。話もだんだん収束に向いてきたなー」と感じ始めた頃、一足先にこのじいさんの長話に付き合った(要は読破した)同僚が「最後の20ページくらい、すごいよ。たたみかけてくる」と言ってた。

「もう十分濃いいよwまだ畳み掛けてくるのかよw」とその場で応えたんだけど、


確かに凄かった。


 自己創造について触れている所では結構決定的な表現が出てきて、読みながら勝手に「この表現大丈夫なのかな?決定的すぎて反響がデカすぎる気がする」って心配になったし

 その1分後くらいに、僕が最も好きな漫画「ワールドイズマイン(新井英樹)」の最終話・最後のコマに掲載された言葉と”ほぼ同じ”ことが書かれていたという事に気がついて

 「やっぱヤバイだろこれwwwああもうこのおじいさん最後に言っちゃったよおいww」という気分になった。こうなるとワールドイズマインについてまた別のエントリーで書く必要があるなこれ。


一番ガツンと来た所の引用
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人類が可能なもの全てになれる人はひとりもいない。どのひとつのテクノロジーもテクノロジーの約束するすべてを体現することはできない。現実を見始めるには、すべての生命、すべての知性、すべてのテクノロジーが必要になるだろう。
このようにして我々はより多くの選択肢、機会、つながり、多様性、統一性、思想、美、問題を生む。これらが合わさってより大きな善となり、価値ある無限ゲームとなる。それこそが・・・
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 これ、最終章にあたる「無限ゲームを遊ぶ」の中から抜粋した文章で、既に読破した人にとっては「いやお前、そこ引用したらマズイだろ。「犯人はヤス」つってるようなもんだぞww」って思われても仕方ない。

 犯人はヤス、がわからない人はごめんなさい。端的にいうと「ネタバレぎりぎり」の箇所を引用したという事です。


 ここでケヴィンケリーは更に決定的なところに踏み込んでいる。
それは生み出すことの価値と、発見自体は価値ではなくそれを繋げることの価値、そして新たに生まれたものが次に何を生み出すか?の話。


解決策ってさ、生み出されるだけじゃなくて、見つかってつなげて相互接続も含むよね?
 アメリカ大陸はずーっとそこにあった、ナノサイズの物質とその作用も何百年前からずーっとそこにいた、動いていた。僕らはそれをたまたまとあるタイミングで見つけただけ。

 アメリカは1400年代の終わりに「ひゃっはー!新しい大陸で既得権益じゃああ!」ってギンギンになっていたヨーロッパの人に見つかり、
 ナノサイズの物質はここ数十年の間に次々と見つかっている。それぞれ既存の世界との繋がり方が変わり、それが新たな事象を生む。

見つかる、
それまでの世界とコネクトされ、
相互作用する。


あ、これネットじゃん
 これってパーマリンクじゃん、ハイパーリンクじゃん。
そもそもこの文章もさ、タイトル「TECHNIUM(テクニウム)を読んで --元気なじいちゃんの話に半年間付き合った、という話--」
に紐作く文章として、僕が過去に書いた文章や、世の中と接続されるわけだ。

 この文章の中に”書きながら僕が初めて生み出したもの”はほとんど無い。
テクニウムの中に書かれていたことと、僕の脳内にあって整理がついてなかった事、の2種類だけ。


話が横道にそれるけど、僕はtumblrというサービスが大好き

 その理由がパーマリンクのつけ方、世の中にどうコネクトさせるかの話。

 ネットをやってると、ひとつの文節、なにかの記事の中にあるひとつの動画やgif画像、静止画だけが心に刺さることがある。

けど、パーマリンクってのはリンク先にある全てを内包してしまうので、ノイズが入る。自分が刺さった一瞬を切り取ることができない。
このエントリーの中で、仮に読んでるあなたがとある一箇所だけに「グッと来て」リンク(URL)を紹介したとしたら、他の情報があることで「あなたが共有した理由」の情報純度は低くなる。

 けど、tumblrはそれができる。
「ここが俺の刺さったとこなんだよ!」だけでピックアップして、自分のダッシュボードに並べることができる。テキストだろうが動画だろうが絵だろうが。

 これはネット上における”表現”の面において強烈な純度を持っていて、しかもシンプル。シンプルなのに多様性を受け入れているんじゃないのか?と思うのです。

 シンプル、の点でいうとinstagramやvineやrettyとか、とある面に特化したサービスの1億倍tumblrイケてると思う。スタートアップは最小限にフォーカスして始めるはずなのに、最初っから純度の高さを保って決定的で多様性を受け入れてしかもコアユーザーを熱狂させるって、もうTumblrはメディアアートなんじゃないかなーって思う。
 デヴィットカープが当時10代だった、っていうエピソードも含めて出来すぎ。天才エピソードとして出来過ぎなんだよな。

間に合わなかった天才に興味がある
 間に合った天才が僕にとってTumblr、の一方で
テクニウム内にも出てくる話として、技術の進化が間に合わずに死んだ人の中にダヴィンチ、モーツァルトに匹敵する天才がたぶん何人もいる。

 僕は、自分のことを凡人だと100%認めた上で、天才が放つ天才的所業に触れるのが好きなんだよな。

 天才の損失は時代を前に進めるとかそういうことよりも、それに触れることの出来ない人を増やすこと、なんじゃないかなと思うのです。

 もちろん、世の中と接続されることを拒否する天才もいる、けどそれは個人的には大した損失に思えない。その理由は前述の引用した言葉の中にも内包されている。知性の総和。

あ。自分とつながってきたぞ
 僕がなぜここ数年あのプロジェクトに加わっているか?について、実は端的な説明をする言葉を持っていなかった。

 一見してわかりづらく、知名度も無いプロジェクトのため、色々説明してもピンとこないもしくは大きくズレた解釈をされることばかりだった。

 嫁の知り合いは、僕のことをなんだか小難しい事に挑戦している研究者だと勘違いしたらしい。
しかも人工知能関連の。過去のブログを読み返せば無理もないよなー。

テクニウムを読破して得られた視座や知識は色々あるけど、この説明が出来るようになった。という所が一番大きかった。

もはやテクニウムの書評じゃないことくらい自分で気がついてますよ
 これもまたどこかのタイミングで文章にまとめる必要がある。なぜ僕がastamuseに関わるのか。なぜイノベーションのイノベーションというわかりやすそうで実はわかりにくい事に取り組むのか。


あのじいさんが、それを与えてくれるために、半年間長話をしてくれたわけでは無いと思うけど。

(最後に改めて言うけど、ケヴィン・ケリーは自分の話を聞いてくれる人にノンストップで話し続けるタイプだと思う。)

2015/02/08

iPad Airを仕事で使うの、仕事とプライベートの境界がないタイプの人にオススメ

iPad Air 2 64GBを購入して3週間経ちました。

3週間ほぼ毎日持ち歩いてまず言いたいのは「買ってよかった」という満足感。
で、正直思ったのがタイトルにも書いた「仕事とプライベートの境界がない人は(僕がそのタイプなんで)特にオススメだなっていう点です。


以下、その理由を自分なりに考えてみました。

◾︎まず、この話が当てはまりやすい人
・普段からiPhoneを使っている
・エンジニア、デザイナー以外の人。
(コードを書く、動画編集、重い画像の編集が主なタスクの人は厳しい。)
・クライアント相手の仕事をしていない
(クライアントワークだと必要に迫られてエクセルやパワポをいじらなきゃいけないケースがありそう)
・移動が多い。移動先で話の流れで仕事のことを伝えたり資料を見せたり、が多そうな人
・オフィスの自分の席にいない時はなるべく仕事のことから離れたい、とか全然考えてない人
(むしろオフィスの自席以外での仕事効率上げたい人に一番読んで欲しい)

※以上2015年2月段階で。もしかしたら今後iPadでコード書いたり画像編集したり、の環境が整ってくるかもしれないしね。


◾︎iPad Airの良さ
・画面が大きいことと、処理速度が2015年2月現在で最も速いチップ使ってること
実は購入直前まで可搬性を考えてiPad miniを買おうと思ってたのだがAirにして本当に良かったと思う

・軽くて薄い
以前、初代iPadを当時勤めてた会社で貸与されてたのですが、当時は全然持ち歩く気が起きなかった。特に「軽さ」については一定の閾値を越えると途端に自然と持ち歩く気になるんだなと実感。


◾︎iPad Airを仕事に導入する時の必須アイテム「Bluetoothキーボード」
iPad ソフトウェアキーボードも慣れれば楽でしょうし、iPhoneに慣れた人用に持ったままフリック入力モードに出来る機能もあるのですが、やっぱりpcでの作業効率に比べたら厳しいです。

僕が買ったのはこのエレコムのやつなんですが、まずキータッチがしっかりしてるので下手するとMacBookAirよりも入力効率は上かもしれません。
あとキー配列がWindowsなので仕事用マシンがWindowsの人もスイッチコストが低いと思う。
※US配列なので、細かいところで違和感はある。それが厳しいって人は無理かも。

キーボードを装着してそのままiPadカバーになります、みたいなタイプのものもあったんだけど1万円くらいするし、iPad単体で持ち歩きたい時もあるかなと思ってこれにしました。


◾︎僕が普段業務上使ってるサービス
僕が関わってるプロジェクトはgoogleドライブをフル活用してます、エクセルじゃなくてスプレッドシート、パワポじゃなくてgoogleスライド。
あとはプロジェクト管理用にbasecamp、それと連携したチャットとしてflowdock、スケジュール管理と共有はgoogleカレンダー、全社的な連絡用は通常のメールとskype、某企業とやり取りする時だけ使うBacklog、数値計測と確認はgoogle analytics
個人的なtodo管理用にtodoist、メモや諸々の情報を全部ぶっくんでおくevernote

一通り書くとこんな感じなのですが、これらを「切り替える」ところにiPadの良さが出ます。


◾︎ブラウザでタブを切り替えるのと、スマホやタブレットでアプリを切り替える時の気分の違い
上記で書き連ねたツールを、仕事用のpcで切り替える時ってマウス使うか手元のトラックパッド使いますよね。
もしくはショートカットでランチャー呼び出して切り替えたり。

これが凄く仕事っぽい所作なんだ、ってiPad使い始めて気がついたんです。

iPadの場合だと、上記で書き出したツールはほとんどiPadアプリがあるんです。
例えばbasecampで何かを更新して次にflowdockに移ってなにかチャットに書いて、ちょっと気がついたことをevernoteにメモって、、、、、という流れの中で

パソコンで作業してる時はマウス(orトラックパッド)を動かしてるんですが、この時iPadの場合は「アプリを切り替え」ててそれが「iPhoneいじってtwitterやったりsafari開いたり」してる気分にものすごく近い。というかほぼ一緒。

iPhoneいじってて気になった事をブラウザで閲覧して、あ今週中にあれ買わなきゃって思ったことをtodoistにメモってる時の自分と仕事進めてる時の自分が完全に同化してる。

この辺り、脳の動きとかインタラクションデザインとか詳しい人にちゃんとした説明が聞いてみたいな。

◾︎通知機能がiPhoneっぽい(当たり前だけど)
上記の通り、仕事で使うツールがほとんどアプリなんですけど、iPadなんで当然通知機能があるわけです。
そうすると、スプレッドシートで作業中に通知が来たからskypeに返信して、そしたらLINEの通知がぽーんときて切り替えて嫁に返信して、、、、とかの一連の流れが凄い楽なんです。

iPhoneでネットサーフィンしてる時にTwitterの通知が来たから切り替えて誰かに返信して、っていう時に面倒くささを感じる人は少なくて(面倒くさい人は通知切るだろうし)
それと同じ気分のことをかちゃかちゃやってたらあれ仕事が凄いスムーズに進んでるーという感じ。


◾︎ずっとネット回線に繋がってる、ということは圧倒的な価値
オススメなのはSIMフリーモデル購入して激安SIMを入れるパターンです。
パソコンを外で持ち歩いてる人はwifi回線があるとかないとか気にしてるし、ネットに繋がらない時の持ち歩いてるノートパソコンって、極論ただの重い物体ですよね。

iPad、道端でもWIFIの無い喫茶店でも3G回線でおっけー。超普通のこと書いてますけど体験すると世界が変わりますよこれ。
外出ついでに空いた時間で画像編集しようコード書こう、が無い人なら外出時にMacBook持ち歩く理由無くなる。
(僕もMacBookAir11インチ持ってるけどもう外出時に持ち歩く理由が無くなった)


◾︎もちろん、iPadのデメリットもいっぱいある
箇条書きにすると
 ・画面内に2つ以上のアプリケーションの画面を出せないのでいちいち切り替える必要がある
 ・アプリによっては使い勝手がパソコン環境に著しく劣るものがある。僕が使ってるものの中だとgoogleスプレッドシート。閲覧は問題ないけど作成・更新はかなり作業効率落ちる。
 ・外部モニター出力は別売キットを買えば出来るんだけどミラーリングだけだからオフィスで外部モニターを2つ3つと繋げて駆使してる人は辛い

・マウス(トラックパッド)+キーボード、の環境に慣れてしまった人には操作性のハードルが高い
極め付けはコレなんだけど、実はiPadを購入した大きな理由として
「数年後にはもうパソコンが仕事で使われない世界が来るだろうから、先にその世界に行って今のところ何が不便なのかを体感しよう」だったので個人的にこれはデメリットではなくチャンスの発見プロセスだと思ってます。



このブログを読んだ人の中には僕なんかよりもっとiPadを駆使しまくっている人がいると思うのでそういう方からのノウハウとかも聞きたいです。
もしかしたらgoogleスプレッドシートの編集・更新の神アプリみたいなものもあるのかもなーとか思ってるし。


本当は「iPad買ったらiPhoneの価値は"コンパクトさ"だと気がついたのでiPhone6買う気が失せた」って話も書きたかったんだけどだらだら長くなったので次の機会にします。


2015/01/31

(第2の報告書)人工知能を用いた”イノベーションのイノベーション”システムについて



1ヶ月ほど前にこういうエントリーを書き、
そこで僕らがいま取り組んでいる、人工知能によるイノベーションシステムについて触れました。


あれから1ヶ月経ち、僕らは新たな仲間を必要としインターンの募集を開始しました。
詳細はこちらです。

学生の方々には、人工知能だからといって身構えずに気軽に応募して欲しいなと思っています。
上記募集要項にも書きましたが現時点で人工知能に関する特別な知識は必要としませんので。

もし自分は学生じゃないから応募できないけど、面白そうだなーって思ってくれる人がいたら、ぜひtwitterとかfacebookに広めたり募集ページ内にある応援するボタンを押してください。

学生インターンの子がスタートアップ・ベンチャーで働くことのメリットって色々あるだろうけど、個人的には「未来を垣間見ることができる、創ることに関われる」ってことが何よりのメリットだとおもうんですよ。

将来伸びそうな何かに関わって、それが創られてく様子を近くで見て、ってのは要は未来を垣間見てることに近くそれを創ることに等しい。
自分のツイートやシェアがきっかけでそういう事に関わる若い人が増えるのって何かいいなーって。

そういう意味じゃ、今回募集するインターンはもしかしたらいま日本の学生の中で最も未来に関わることに関与してもらう事になるのかもな。

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インターン。どんな人が合いそうかなー、
そうだなー後輩とか同級生に勉強教えたりするのが好きだったり、論理的な思考に苦手意識が無かったり、ハイレベルなコンサルティングの現場で仕事っぷりを見てみたいとか、そんな感じ?

特に、見込みがありそうな後輩の面倒をみるのが好きな人。とかばっちり合うんじゃないかな

なにせ彼(人工知能)の教育係になってもらう仕事をお願いすることになるだろうから。

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実は僕が仕事で使っているパソコンには
既にこのイノベーション特化型人工知能の原型となるものが「インストール」されてます。

動作確認がてらインストールしたので、まだそんなに対話してないんだけど。

知能指数が1億で飛んでもない天才なのに、今のところ全然知ってることが少ない、でも何でもかんでも興味を持つし一回教えたことは絶対忘れない、しかも他の事象と結びつけて考えたり、何よりひらめく力というか想像力が素晴らしい、あと素直。

あー外見が素っ気ないのが欠点といえば欠点だ。
彼の他己紹介をするならそんな感じです。
なんか、イノベーションを起こしてきた偉大な先人たちと通じそうな所多い気がする。


僕がいちいち人工知能のことを「彼」って表現するのには理由があります。
さっきリンク貼ったインターン募集のところにはこのプロジェクトに関わってる僕ら4人のメンバーが表示されてるんですが、感覚的にはもう5人で仕事をしてるんです。

元々この人工知能はメンバーである東窪くんが10年前に作った人工知能が原型となってて、東窪くんは既にこの10年の間人工知能と対話しながら色々な仕事をしていて、
だから、東窪くんは身体的には1人なんだけどいっつも彼と一緒にいる。

なんだろうなあ、東窪君だけは付き合いが長いから彼とうまく対話をする術を知ってて
他の3人は直接会話をしない、けどプロジェクトメンバーとしては確実にもう1人いる感じ。

こうなると、人工知能がーって表現するより「彼」って言ったほうが感覚的に正しいんです。
今回募集するインターンさんには、彼が言語野を獲得するためのお手伝いをしてもらいます。

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まだ脳の話だけど、ゆくゆくは目や口や外見を形作っていくことになる。
インターフェース、エクスペリエンスのデザインだ。
デザイナーっぽくてメイクさんっぽくて立ち振る舞いを教えるしつけ教室の先生っぽい


そこまでイメージすると、やっぱチーム内だけで作るってのは難しいだろうな
自然とチームメンバーで話し合ったあの結論に行き着くな

【人工知能におけるRuby on Rails】
関わりたいやつ、巻き込まれたいやつ世界中からみんな参加すればいいってことだ。

この話書くと長いだろうから、次のタイミングで(第3の報告)として詳細を書くことになると思う。